2012年12月21日金曜日

エイの繁殖の考察 続き

10周年スペシャルセールの関係で間が空いてしまいました

さて 今回は生まれたエイのベビーの立ち上がりについてですが
種によって差があるのでしょうか?
立ち上がりが確実に良い種は ペルーモトロ そして意外ですが
マンチャ スモールです
スモールは分類上マンチャなので 同じですね
この3種については エイのブリードをしていると必ず経験する
白糞をして生後1週間ほどで バタバタと落ちてしまう現象 これがまず皆無です
モトロはペルー以外の産地ブラジルは少々弱く コロンビア産は確実にもっと弱い感じです
これは種の強健さもあると思いますが 現地と日本の水槽との水質あるいは水の綺麗さの差がかなり関係しているように思われます
ダイヤなどはこれら3種に比べると明らかに立ち上がりが悪いので 
スモールのダパジョス川 マンチャのトカンチンス川に比べ シングー川特に サンフェリックスなどの上流の水は明らかに綺麗なような気がしますが実際どうなのでしょうか?
目で見ただけの水の透明感などはあまり参考にならないので 実際に水質検査などしてみないと
わかりませんが・・・・・

ちなみに同じ種でもベビーの立ち上がりの良い♀親とイマイチな♀親を確実に分けられます
これは ♀親の体質体調 ベビーサイズ&産仔数に対する♀親のサイズなども関係しているようですが
♂親との組み合わせも確実に関係していると思います

人間も自分と違う体臭を持つ異性に惹かれるのですが 体臭のタイプ?が違うと免疫などの体質も違うようで この組み合わせで子供が生まれると両親の違ったタイプの免疫を併せ持って
より体質が強くなるからだそうです

たくさんの混泳で繁殖させると エイにも好みがあるという話を良く見聞きしますが 好みと言うよりはこういったことなのでしょう

ちなみに 当社第3ファームのダイヤモンドポルカの繁殖交配は より美しい個体を作出するためにエイ自身の好み任せでなく 完全に私の意図による選択交配ですから 同じ腹でも体質の弱いと思われる個体がいた場合 特殊な方法などで無理に助けたりせず わりと自然任せで立ち上げでます

素晴らしく美しく&その美しさを永く維持出来 さらに体質が強い
これが一歩も二歩も先を行く当社のこだわりです

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